時計の基礎知識 不具合


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■動作関連 機械式

【止まり】

機械の汚れ、油切れ、ゼンマイ切れ、落下などの衝撃、帯磁が考えられます。

汚れ、油切れが原因の場合は、オーバーホールが必要となります。歯車のホゾが磨耗している場合は交換が必要となる場合があります。修理になってしまう前に3〜4年(遅くとも5年)に一度、メンテナンス(分解掃除)に出しましょう。

ゼンマイ切れの場合は、当然、交換が必要となります。

落下などの衝撃が原因の場合、内部に不具合、破損が出ています。高額修理になりかねません。

帯磁が原因の場合は、磁気抜きが必要となります。



【時間の大幅な狂い】

止まり同様、機械の汚れ、油切れ、落下などの衝撃、帯磁が考えられます。



【短時間で止まる】

ゼンマイの巻上げ不足が考えられます。

始動の際、数回振っただけという場合や、デスクワークなどで腕の運動が少ない場合に見られます。手巻きによる巻上げが必要となります。それでも、状況に変化が見られない場合は修理、オーバーホールが必要となります。



【ストップウォッチの針がリセットしても基準位置に戻らない】

機械式時計においてこの不具合が発生した場合は、修理が必要となります。


■動作関連 クオーツ

【大幅な時間の狂い、止まり】

電圧低下、ゴミ、回路故障が考えられます。遅れの場合は、時々止まっていることも考えられます。

まずは電池の電圧低下(容量不足)を疑うべきです。止まりを確認した場合は、早急に電池交換依頼しましょう。放置した場合、電池が液漏れを起こし、ムーブメントの腐食につながります。

ゴミが輪列(歯車)に入る、または汚れが原因の場合は、オーバーホールとなる場合があります。

回路故障の場合は、回路交換となります。パーツ供給がなくなってしまった場合などは修理不能となる場合があります。

帯磁が原因の場合は、磁気抜きが必要となります。



【ストップウォッチの針がリセットしても基準位置に戻らない】

クォーツクロノグラフによくある現象です。
動作に問題がなければ、ユーザー自身で修正するかとが可能です。
取扱説明書をご覧いただくと、修正方法の説明があると思われます。説明に従い修正しましょう。
ほとんどの場合、リューズポジションを日付調整位置や時刻調整位置にし、プッシュボタンを操作することにより修正可能です。
※機械式時計でこの不具合が出た場合は、修理に出すしかありません。ユーザー自身での修正は基本的に不可能です。



【アナログ電波時計において時刻が合わない】

受信不良か、針の基準位置がずれていることが考えられます。

まずは、自動受信になっているか確認しましょう。

自動受信になっているのにも関わらず、受信不良の場合は、受信状況(受信したかどうか)、電波状況の確認をしましょう。確認方法は、取扱説明書に記載があると思われます。確認した際、電波状況が悪い場合は、電波状況の良い場所で強制受信してみましょう。

受信状況、電波状況に問題がないのにも関わらず、時間が合わない場合は、針の基準位置(時、分、秒全てが12時の位置)を確認、修正しましょう。操作方法は取扱説明書に記載があると思われます。

以上を行った上で解決しない場合は、販売店に相談してください。
※デジタルやデジタルとアナログのコンビモデルの場合は、ホームタウン設定に誤りがないか確認しましょう。


■外装関連 機械式・クオーツ共通

【風防割れ】

風防の交換が必要です。また、割れ方にもよりますが、破片がムーブメント内部に入り込んでいる可能性がある場合や落下による場合は、動作に不具合がなくとも分解掃除も必要となる場合があります。



【アクリル(プラスチック)風防のキズ】


細かく非常に浅いキズであれば、風防研磨剤(サンエーパールなど)で磨くことで消すことができます。深いキズなどの場合は、時期をみて交換をおすすめいたします。