バンド調整 タグホイヤーリンク編


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バンド調整 〜タグホイヤーリンク編〜

時計の金属バンドにもいろいろな構造があるんですねぇ。
このページは、自分でバンドのコマ抜きをした際の記録です。
<<注意>>
ご自身での作業を推奨するものではありません。
お約束ですが、このページに記載された作業内容をまねされて、不具合が生じても責任は負えませんので、ご自身の責任で実施してくださいね!
タグホイヤー Link クオーツ WJ1111.BA0570のベルトを1コマ抜いてみます。

ベルトのコマを横から見てみても、ピンやネジが無く、一見難解なベルト構造です。
作業前の準備
・ハンマー
・バンドピン抜き棒(今回0.8を使用しました)
・バイス
・精密ドライバー
・その他、ピンセット、部品を入れるための容器等

作業の際、作業用マットの上で行うのがベスト。
細かい部品の紛失防止の為、作業する場所の不要なものは撤去します。
まずは、抜けそうなピンを確認、中留両脇にピンがありました。
今回は、6時側調整コマを1コマ抜きます。
ピンを抜く方向が不明でしたが、とりあえず画像のように抜いてしまいました。ピンを抜く方向は、事前確認した方が良さそうです・・(^^;)

バンドをバイスに固定します。(クラスプに極めて近い部分のピンを抜く際は、画像のように固定します。)
慎重にバンドピン抜き棒の先端をピンが収まっている穴に入れます。

注)画像には手、指は写っていませんが、ピン抜き棒先端にしっかり指を添えて行います。

参考:コマ抜きは、12時側よりも6時側を多く抜きます。腕に装着した際、時計が手前側に傾き見やすくなります。
(例:3コマ抜く場合は、12時側1コマ、6時側2コマ)

番外:画像内に人工セームのクロスが確認できると思います。これは、バンドがバイスに直接触れないようにバイス上にクロスを敷き、バンドと一緒に挟みこんでいます。
コマにポリッシュ(鏡面)仕上げの部分(特に側面など)を場合、キズ防止になります。ちなみに今回のリンクは、ヘアライン(サテン)仕上げです。但し、我流であり正式な方法ではありません。
ハンマーでバンドピン抜き棒を叩き、バンドピンを抜きます。この時、バンドピン抜き棒がバンドに対し垂直にささるようにします。バンドピン抜き棒の先端部分は非常に曲がりやすいので注意します。

注)画像には手、指は写っていませんが、ピン抜き棒先端がずれないようにしっかり手、指を添えて行います。
ピン抜き、そのピンを受けるOリングを抜くとと、画像のようにコマが半分に分離させることができました。コマを分離させると、コマを固定しているネジが出てきます。
ネジを精密ドライバーで外します。この時、ネジの溝にぴったり合うドライバーを使います。ネジを抜くと、固定されていた残りの半分が取り外せます。
複数のコマを抜く時は、端のコマから順番にこの作業を繰り返します。
コマを抜いたら、画像中にある穴にOリングを入れ、ベルトと中留をつなぎます。
バンドをつないだら、バイスにセットし、バンドピンをセットします。
手、指でバンドピンを支えながら、ハンマーでピンを叩き、ピン先端が若干コマから出ている状態まで挿入します。

注)ピン全体が穴に入ってしまうまで叩くと、コマも叩いてしまうこととなり、キズがつく場合があります。

コマから若干出ているピンを画像のようにピン抜き棒とハンマーを使いピン全体が隠れるまで挿入します。ピンはコマ側面表面よりやや奥まで入れます。コマ側面両側のピンの刺さり具合を見てバランスを取ります。

これで作業完了。